2017.01.17

アイデア出しにオズボーンのチェックリストを活用しよう。

量に勝る質はなし。
企画や制作の現場では、一度は聞いたことのあるフレーズです。
とくにアイデアは、まずはその質を問わず沢山出すところからスタートするに限ります。
少ないアイデアから「これだ!」というものを選ぼうとすると、個人の偏見や思い込みで固まったものになってしまいがちです。だからまずは軽い気持ちで全方位的にアイデアを拡散してみるところから始めて、徐々に狙いに合わせて集約していくという方法が望ましいと言われます。

私たちの仕事の場面でも、急遽、アイデアが必要だ!なんて場面も少なくありません。
今回はそんな時に役立つはず!の、発想のフレームワークとして「オズボーンのチェックリスト」というものを紹介しようと思います。
私も時間がないけどアイデアが必要だ!なんていう時に使うことがあるのですが、ゼロベースでの着想やアイデアラッシュ的な用途として活用すると、その効果が高いかなと思います。(逆に、コンセプトや与件がなどがある程度固まっている場合には、他のフレームのほうが効果的かもしれないということだけ先に触れておきます。)
オズボーンのチェックリスト・・・

ブレーンストーミングの考案者であるA・F・オズボーン氏考案の発散発想技法です。
9つのテーマに沿って、さまざまな質問が用意されます。その質問項目をきっかけとして発想を行うことで、半強制的・半受動的にアイデア出しが行えるフレームです。ひとりで行うのもよし、複数でブレストミーティングする際にも活用できます。以下がその内容です。

オズボーンの図
このように、一つのテーマを様々な側面から捉え直して考えることができるので、野放図にアイデアを考えるよりも、かなりバリエーション豊かにアイデアを出すことができると思います。
さて、フレームの紹介記事で終わってしまうとただの受け売りになってしまうので、今回は実際にこのフレームに沿って、特定のテーマでアイデア出しを実践してみようと思います。
今回は、現在進行中の某プロジェクトを取り上げて「愛される新しいカーディーラーのかたちとは」というお題で考えてみます。
中にはどうしようもアイデアも出てきますが、サンプルレベルだと思ってご容赦ください。汗

1.転用

他の利用法はないか
クルマという足、地域の顧客というコネクションがるあるという特性を活かして、地域の様々な課題や問題を解決するためのボランチ的存在に!

2.応用

似た人の真似をしてみる
「富山の薬売りの置き薬」のビジネスモデルのごとく、「カーディーラーの置きメンテアイテム」なんてのはどうだろう。タイヤ・オイル・フレグランス・その他メンテグッズなど、そこにあるから使ってしまう消耗品を売る前に貸し出しておく。まさに「置きメンテアイテム」。

3.変更

香りを変えたら
カーディーラーオリジナルのカーフレングランス開発。クルマの用途や家族構成など顧客に合わせたブレンドなど、香りで行うブランディング。クルマという「居住空間」のアロマコンシェルジュ。

4.拡大

意味合いを広げたら
モノとしての「カー」から、コトとしての「カー」に発想を広げてみる。注目のドライブスポット、クルマキャンプのススメ、クルマは旅のお供。「カートリップ」をコンシェルジュしてくれる「カーディーラー」は素敵じゃないでしょうか?

5.縮小

ユーザーを絞ったら
高齢者のための「カーディーラー」。免許証を自主返納された高齢者の方々には、毎日無料モーニングを提供!ひとりでクルマで出かけることができなくなった高齢者の方々に、交流の場を提供するカーディーラーなんていうのはどうでしょうか。

6.代用

他の人で代用したら
売る側ではなくて、使う側が「クルマ」をプロモーション。乗っている人ならではの情報やメンテナンス方法。クルマを通じた趣味のつながり。など、ディーラーとオーナーで作る共創リレーションを実施。

7.入れ替え

レイアウトを入れ替えたら
通常営業後の時間には店舗をミニシアターに!さらに、夏は屋外でドライブインシアターも!

8.逆にする

客観的に考えたら
ちょっとしたクルマのことで相談したことが・・・。「でもお店までいくのはちょっと億劫」そんなとき担当者とLINEで繋がっていて、クルマに関する相談はメールでなんでもすることができると、ちょっと嬉しいかも。

9.組み合わせる

利用シーンを組み合わせたら
電気自動車で出張出店!電気自動車はバッテリーとして電気供給に使えることをアピールしつつ、風船配布やポッポコーン売店などを地域のお祭りで出帳配布してみる!

おまけ

41pBJXtQWRL._SX373_BO1,204,203,200_
横浜DeNAベイスターズ全職員、全選手によるアイデアブックです。
今回紹介したようなアイデア展開によって様々な「次の野球」が紹介されています。
このように拡散的なアイデアを着想した場合の完成系がイメージしやすいかなと思ったので最後に紹介させていただきました、是非。