2016.09.26

日本ディレクション協会長野支部主催セミナー「みんなのためのUXデザイン 2016秋の陣」に登壇してきました。

こんにちは、平野です。

9月10日(土)に長野市で開催された、日本ディレクション協会長野支部主催のセミナー「みんなのためのUXデザイン 2016秋の陣」に登壇してきました。
日本ディレクション協会長野支部が発足して始めての主催セミナーでもあり、長野エリアで初めてのUX系のイベントということで、開催地の長野市だけでなく、松本市や飯田市など長野県の広いエリアから100名近い方に参加いただきました。

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事の発端は7月に名古屋で開催されたHCD-Net主催の「カスタマージャーニーマップ・エクササイズ」というセミナーの懇親会の場でした。
「UX・HCD・サービスデザイン などについて学んだり、実践したことを共有するコミュニティ」として僕が運営に携わっている「UX 名古屋」と想い同じく今年立ち上がった「UX Shinshu」の運営メンバーが名古屋で開催されたセミナーに参加をされていました。今年立ち上がったばかりで、活動をどう軌道に乗せるか悩んでいるというお話もあり、その場にいたネットイヤーグループの坂本さんと私とで(懇親会の場でのお酒の後押しもあり)「なにかイベントをやろう!」と、その場で長野行きを決めました。

長野エリアで始めてのUX系のイベントということもあり、主催を日本ディレクション協会として計画を進めていただくこと、わずか2カ月弱。Web制作に携わっているディレクター、デザイナーの方、発注者の方など100名近くの方に参加いただけたことに、驚きと感謝を隠しきれませんでした。

本編は、デスクトップワークスの田口からの、「ユーザー視点」ではなく「ユーザー」そのものに成りきって考える発想法を日常の中でどう身に付けるか、クセ付けるかというお話からはじまりました。始めは緊張していた会場だったのですが、田口さんの分かりやすい例題から、「UX(UXデザイン)」そのものに対する捉え方、考え方がほぐれていく様が、参加者のみなさんの反応から見てとれました。
それを受ける形での僕のセッションでは、どのようにUXプロセスやUXのフレームワーク、手法をプロジェクトに取り入れてきたのか、どんな目的でそのような手法を取り入れるようになったのか、などを事例をもってお話させていただきました。どうしても仰々しくとらえてしまうUXプロセスやその中の手法を、もっと身近で便利なツールのように積極的に日々の仕事の中で少しずつでいいので活用していただきたいという想いを、1人の現場の人間としてお話しました。
最後にネットイヤーグループの坂本さんからCJM(カスタマージャーニーマップ)の紹介と、CJMを作成してみるワークショップを実施して、本編は終了となりました。

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その後、登壇者3人でのパネルディスカッションを行い、本編のセッション後に回収いただいた登壇者への質問に答える時間を設けて、はじめての長野でのイベントは終了となりました。実は、登壇者への質問コーナーでは、記入用紙の「登壇者の誰に聞きたいか」という項目の、自分宛ての質問には答えてくださいね。との指示が運営メンバーからありました。ただ、個別に聞きたい質問の数は限られていたこと、また、せっかくの場なので、みなさんとの対話を楽しみたかったこともあり、僕の完全な思い付きで、「登壇者3人で全ての質問に答える」という無謀とも思える時間にさせてもらいました。

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僕が読み上げつつ、3人で答えるような流れで質問コーナーをやらせていただいたのですが、「UIとUXはどう違うのですか?」という教科書通りの質問から、「日々のルーティンはなんですか?」というなかなかに答えにくい質問、「普段いくらで受けてますか?」というぶっちゃけ話を誘うような質問など色々あって、この時間がすごく刺激的で楽しかったです(笑)

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名古屋は東京と比べて2年の情報格差(2年は遅れている)を感じていることを以前このブログで書いたことがあります。今回の長野では、そこからさらに2年の情報格差を感じました。
当然、インターネットでの情報は当たり前に身の回りにあり、本なども普通に手に取れる環境はあります。なので、スキルレベルが低いとか、学びのスピードが遅いとか、そういう情報格差はないはずです。久しぶりに他のコミュニティに参加してみて、同じようにインプットした情報を、実務の中で実践してみたり、同じ想いを持った方々が集まったコミュニティや勉強会などで、アウトプットする場が少ない(もしくはやりにくい)環境が地方にはあるのでは。。。という実感を持ちました。
名古屋も同様の問題を抱えていると思いますし、僕も実感していることではりますが、地方のUXコミュニティがもっと活発になって、バリバリ実務をやっている方々が身近に相談やアウトプットできる場が増えていったら、もっともっとおもしろいことが地方発でやっていけるのでは。と強く感じました。

ということで、今年もやります(笑)
僕が発起人になっている「UX Japan Forum」も今年で3回目。10月8日(土)に大阪で開催します。
7日(金)の夜には、毎年Forumと合わせて開催してる全国のUXコミュニティの運営メンバーが集まっての「UXコミュニティ運営ミーティング」も開催されるので、その場でも色々と全国のUXコミュニティ運営メンバーと議論してみたいと思います。


mv
http://uxjapan.org/

ちなみに、今回の長野のイベントでは、運営メンバーの方々の「おもてなしの心」(←あえてUXという言葉は使いません)にものすごく感激しました。
大きな窓のある部屋で少しでもプロジェクタを見やすくするために、ロールスクリーンの外側に大きな布(紙?)を貼って日光を遮っていたり、僕たち登壇者のテーブルにも手書きのメッセージが置いてあったり・・・セミナーの運営にも携わる身として、ものすごく学ぶことの多かったイベントでした。

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登壇者控室に置いてあったメッセージ

窓の日よけ(窓の濃い色になっている部分)

窓の日よけ(窓の濃い色になっている部分)

長野でイベントに参加いただいた皆さま、そして運営メンバーの皆さま、本当にありがとうございました。