Author Archives: Hiroki Nakagawa

量に勝る質はなし。
企画や制作の現場では、一度は聞いたことのあるフレーズです。
とくにアイデアは、まずはその質を問わず沢山出すところからスタートするに限ります。
少ないアイデアから「これだ!」というものを選ぼうとすると、個人の偏見や思い込みで固まったものになってしまいがちです。だからまずは軽い気持ちで全方位的にアイデアを拡散してみるところから始めて、徐々に狙いに合わせて集約していくという方法が望ましいと言われます。

私たちの仕事の場面でも、急遽、アイデアが必要だ!なんて場面も少なくありません。
今回はそんな時に役立つはず!の、発想のフレームワークとして「オズボーンのチェックリスト」というものを紹介しようと思います。
私も時間がないけどアイデアが必要だ!なんていう時に使うことがあるのですが、ゼロベースでの着想やアイデアラッシュ的な用途として活用すると、その効果が高いかなと思います。(逆に、コンセプトや与件がなどがある程度固まっている場合には、他のフレームのほうが効果的かもしれないということだけ先に触れておきます。)
オズボーンのチェックリスト・・・

ブレーンストーミングの考案者であるA・F・オズボーン氏考案の発散発想技法です。
9つのテーマに沿って、さまざまな質問が用意されます。その質問項目をきっかけとして発想を行うことで、半強制的・半受動的にアイデア出しが行えるフレームです。ひとりで行うのもよし、複数でブレストミーティングする際にも活用できます。以下がその内容です。

オズボーンの図
このように、一つのテーマを様々な側面から捉え直して考えることができるので、野放図にアイデアを考えるよりも、かなりバリエーション豊かにアイデアを出すことができると思います。
さて、フレームの紹介記事で終わってしまうとただの受け売りになってしまうので、今回は実際にこのフレームに沿って、特定のテーマでアイデア出しを実践してみようと思います。
今回は、現在進行中の某プロジェクトを取り上げて「愛される新しいカーディーラーのかたちとは」というお題で考えてみます。
中にはどうしようもアイデアも出てきますが、サンプルレベルだと思ってご容赦ください。汗

1.転用

他の利用法はないか
クルマという足、地域の顧客というコネクションがるあるという特性を活かして、地域の様々な課題や問題を解決するためのボランチ的存在に!

2.応用

似た人の真似をしてみる
「富山の薬売りの置き薬」のビジネスモデルのごとく、「カーディーラーの置きメンテアイテム」なんてのはどうだろう。タイヤ・オイル・フレグランス・その他メンテグッズなど、そこにあるから使ってしまう消耗品を売る前に貸し出しておく。まさに「置きメンテアイテム」。

3.変更

香りを変えたら
カーディーラーオリジナルのカーフレングランス開発。クルマの用途や家族構成など顧客に合わせたブレンドなど、香りで行うブランディング。クルマという「居住空間」のアロマコンシェルジュ。

4.拡大

意味合いを広げたら
モノとしての「カー」から、コトとしての「カー」に発想を広げてみる。注目のドライブスポット、クルマキャンプのススメ、クルマは旅のお供。「カートリップ」をコンシェルジュしてくれる「カーディーラー」は素敵じゃないでしょうか?

5.縮小

ユーザーを絞ったら
高齢者のための「カーディーラー」。免許証を自主返納された高齢者の方々には、毎日無料モーニングを提供!ひとりでクルマで出かけることができなくなった高齢者の方々に、交流の場を提供するカーディーラーなんていうのはどうでしょうか。

6.代用

他の人で代用したら
売る側ではなくて、使う側が「クルマ」をプロモーション。乗っている人ならではの情報やメンテナンス方法。クルマを通じた趣味のつながり。など、ディーラーとオーナーで作る共創リレーションを実施。

7.入れ替え

レイアウトを入れ替えたら
通常営業後の時間には店舗をミニシアターに!さらに、夏は屋外でドライブインシアターも!

8.逆にする

客観的に考えたら
ちょっとしたクルマのことで相談したことが・・・。「でもお店までいくのはちょっと億劫」そんなとき担当者とLINEで繋がっていて、クルマに関する相談はメールでなんでもすることができると、ちょっと嬉しいかも。

9.組み合わせる

利用シーンを組み合わせたら
電気自動車で出張出店!電気自動車はバッテリーとして電気供給に使えることをアピールしつつ、風船配布やポッポコーン売店などを地域のお祭りで出帳配布してみる!

おまけ

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横浜DeNAベイスターズ全職員、全選手によるアイデアブックです。
今回紹介したようなアイデア展開によって様々な「次の野球」が紹介されています。
このように拡散的なアイデアを着想した場合の完成系がイメージしやすいかなと思ったので最後に紹介させていただきました、是非。
アイデアが溢れ出ちゃってしょうがない。
一度でいいので、そんなこと言ってみたいです。
今回は、そんなアイデアの源泉にもなる思考についての話です。

 

仕事で色々な人と関わる中で共通する「アイデア力のある人」の共通点として、
・視野の広さ
・思考の深さ
・整理の早さ
この3つをハイレベルに使いこなしていると思うのです。
そこで、日々感じているこの3つのファクトを実践していくために、誰でもカンタンにすぐ実践できる具体的なアクション方法として、企画・プランニングのための「7コのクチグセ」としてまとめてみました。

 

 

1.そもそも◯◯◯◯

まず先入観や当たり前という思い込み、それらを一度ゼロにしてフラットな状態にしてから発想を広げていくことが望ましいです。また、問題解決などに直面している場合などは、その問題自体が抱えている状況や背景などを見定める必要があり「そもそも」というクチグセによって目線をどんどんと上階層(本質)に向けていくことができると思います。

 

 

2.なぜ◯◯◯◯

「そもそも」というクチグセによって本質的な課題が浮き彫りになってきました。「なぜ」のクチグセで、さらに核心に迫ります。その課題の発生原因や理由を紐解くことで、コアアイデアを出すポイントを明確にし、「何についての答えを出せばいいか」をはっきりさせます。

 

 

3.逆に◯◯◯◯、あえて◯◯◯◯

「逆に」「あえて」のクチグセは、思考が停滞したときに有効です。対象者を変えてみる、課題の捉え方を反転してみるなど。ものの見方を変えてみることで視点が変わり、糸口になる気づきが得られるかもしれません。
また、普通では組み合わせない要素同士を組み合わせて考えていくことで、予想外の気づきが得られる可能性があります。「男性向けコンテンツを逆に女性目線で評価してみる。」「野球関連コンテンツにあえてサッカー観戦要素を入れてみる」など、マインドマップを広げていくように発想していくといいと思います。

 

 

4.さらに◯◯◯◯

「さらに」は、アイデアを膨らますクチグセです。思いついた発想をやりすぎかな?と思うほどさらに掘り下げてみることで、タブーだと勝手に思い込んでいたことをブレイクスルーすることができるかもしれません。そこまでやっちゃう?という発想も自分の中でリミッターがかかっていただけで、後になって振り返れば、全然アリだね、なんてことも少なくありません。

 

 

5.例えるなら◯◯◯◯

発想した内容を「例えるなら◯◯」と別のものに置き換えて例えてみることで、言いたかったこと伝えたかったことがクリアになる場合があります。比喩力が必要になってはきますが、複数でブレストしている場合などには、この一言で全員の視界が一瞬にして開けるということもあります。そして「例えるなら◯◯」というクチグセから導き出されたひとことが、そのままコンセプトワードになってしまうこともあるでしょう。

 

 

6.ちなみに◯◯◯◯

「ちなみに」のクチグセは、発想した内容に確信を持ったり、実証したりする場合に有効です。ちなみに以前こんなアイデアもあったよ。ちなみにこんな事例があるよ。既存のものや他のアイデアなどと比較しながら、考えをブラッシュアップしてみましょう。

 

 

7.つまり◯◯◯◯

最後に、広がりに広がった発想は最終的にアイデア化(企画化)し、落としこんでいく必要があります。これまでの要素や発想を最初に見定めた軸に沿ってアイデア化する際、短く単純にわかりやすくまとめることで、自分以外の人もブレの少ない認識共有ができますし、企画書に落としこんでいく際もわかりやすいメッセージにすることができます。「つまり◯◯」の「◯◯」の部分はできるだけシンプルかつ明快であるのが、このクチグセを使うコツかもしれません。

 

 

以上7つのクチグセを紹介しましたが、おそらく普段から普通に会話の中で使ってる、普通の言葉ですよね。でも、これらを意識的に組み立てて使っていくことで、発想の源泉につながっていくと考えると少し心強い気持ちになりませんでしょうか?
難しいことには腰が重くなりがちな私たちですが、ほんの少しの意識とだれでもできる簡単なことから明るいクリエイティブライフを歩みましょう!

 

 

 

さて、アイコンフォントのお話です。

いまやアイコンフォントを自動生成して提供してくれるサービスは以下のように多々あります。
https://icomoon.io/
http://fontello.com/
http://iconvau.lt/
http://weloveiconfonts.com/
などなど

あらかじめ用意されてるデザインからピックアップしてアイコンを使用するのも非常に簡易的で便利ですし、規模の大きなサイト制作でアイコン種類を豊富に準備が必要なとき、パーツひとつひとつもオリジナルでデザインにこだわりたいとき、などもオリジナルでデザインカスタムできるので何ら不都合はないですよね。さらに今はデバイス・解像度の種類が拡大傾向にあるので非常に有効な制作手法の一つですね。

より有効かつ便利に活用していくために、自分自身が制作時ちょっとだけつまづいてしまったポイントにふれつつ、FAQ的にまとめてみようと思います。

1. アイコンがエリアの中心位置からずれてしまう、アイコンが表示されない。

アイコンずれる

オリジナルアイコン作成時には、illustrator 等のアプリケーションでSVGファイルを作成するわけですが、作成したSVGをアップロード後に「あれ?なんかセンターからずれてね?」と気づくことがあります。これ原因はSVGデータ内の基準点がずれている場合の症状です。イラストレーターのアートボードにも座標という概念があるわけですが、基準点は左上が0,0地点となり、この基準点を無視してアートボードをオブジェクトに合わせたトリミングを行うとズレが発生します。ズレが激しすぎると表示範囲外になりアイコン自体が表示されない場合もあるので注意が必要です。

アートボード座標
POINT>基準点を中心にしてアートボードのトリミングを行うことでアイコンの中心位置のズレは解消されます。
素のままの状態でパスをペーストすると、アートボード中央に配置されるので最初に躓きやすいポイントかもしれません。

2. アイコンのサイズが揃わない。

アイコンサイズが揃わない

他のアイコンと比較してサイズが揃っていないものがある場合、疑うのはSVGデータの余白の持たせ方です。
基本的にアイコンデザイン用のSVGデータは正方形で作成します。なので、シルエットが縦横サイズの差異があるものの場合、余白も含めて正方形のデータにする必要があります。
フォントとしては短辺に合わせてサイジングされてしまいますので、SVG側では長辺に合わせた余白が必要になるということですね。

余白を含めて正方形
POINT>余白も含めて、正方形のSVGデータ作成。これで、アイコンサイズを統一して表示できます。

3. アイコンの追加削除で発行されるコードがずれてしまう。(※Fontello.comの場合)

アイコンコード

制作時、個人的に一番はまったのがこの問題です。というかまだ完全に抜け切れだせていません・・・。
というのは、デザイン工程とマークアップ工程が並走して進行する場合、修正も含むとデザインルールやバリエーションの行き来はどうしても発生してしまうわけで、マークアップに受け渡しアイコンフォントデータセットも都度、最新のものに更新していかなければなりません。しかし、追加削除を行うことでアイコンに割り振られたコードがずれてしまう症状が発生する場合があります。発行されるコードはもともと16進数の連番が付与されていて、
・新しく追加したものは後ろへ追加
・チェックを外して、もう一度選び直したものも後ろへ追加
・チェックを外したものは欠番となって連番から飛ばされる。
などのルールにしたがい、随時発行されるコードが整理し直されるわけです。

要は、管理がややこしいわけです。
一文字コードの指定などで固定化することもできますが、アイコンの量が多いと破綻してしまうので今回は得策ではありませんでいした。

解決療法ではなく、対処療法となってしまいますが、開発工程において使用する場合、手間がかかる被害をできるだけ小さく止める為にできる方法としては、「オリジナルデザインのアイコン」と「既成デザインのアイコン」を分けてダウンロードするというのは一つの方法かもしれません。

オリジナルデザインの修正などによる影響を全体に干渉させないように、データ自体を分けておくことでその範囲を最小限に留めておくという対処です。

理想的なことを言えば、デザインが固まった段階でウォーターフォールに工程を進められるとこの問題は特に考えなくて済むのですが、現場ではなかなかそうはいきません・・・。

ダウンロード分ける
POINT>オリジナルと既成アイコンを別のフォントセットとして管理することで、修正反映の被害を最小現に。

ということで今回はオリジナルアイコンフォント作成と使用時についてのつまづいてしまいそうなポイントをおさらいしてみました。
日進月歩のサービスたちなので、ここで書いたことや考えたことはすぐに解消されてしまうかもしれませんが、ちょうど今タイムリーな情報だったよという方がいらっしゃればとても嬉しい限りです。

それでは。

考え方の引き出しや、アイデアの出し方などをインプットするために火曜の朝イチで有志による勉強会を開催しています。
その中の参考書籍から、企画やプランニングの仕事の参考になる内容を抜粋して紹介していこうと思います!

今回はこちら。「企画者は3度たくらむ(梅田悟司 著)」

企画者は3度たくらむ

読んでみて印象に残った役立つポイントを以下の3つに絞って書いていこうと思います。

1. 企画の心得
2. たくらみの本質
2. 3つのたくらみ

1.企画の心得

まずは、企画をするうえで一番大切な心構えとしてのお話しです。
企画にとって一番大切なものを感覚的に理解してもらう為のわかりやすい例として「パーティーとサプライズパーティーの違い」を挙げられています。ただのパーティーをであれば、会場、時間、参加人数・・・といった概要をまとめていけばなんとか開催することは可能ですが、サプライズパーティーとなると、「あの人をどうやって驚かそう」「感動の涙を流させるためにはどんなストーリーがいいかしら」などサプライズの対象者についての深い洞察やアイデアが必要になりますよね。皆さんも経験あると思いますが、友人の結婚式の二次会の内容を考えているときのまさにアノ感覚です。対象を知り、どうやって相手を喜ばせようと考えるか、言葉にすると稚拙に聞こえてしまうこの姿勢こそが、まず一番の核となる「企画の心得」なのです。ワクワクしたりドキドキしたりウルウルしたり、そんなことをしてやろう!という心構えと気概ですね。このことを本書では「たくらみ」という言葉に置き換えて語られています。
それでは、次に、どうすればその「たくらみ」を良質なものにしていけるか?ということについて分解していきましょう!

2.たくらみの本質

単刀直入にいうとその答えは「そうきたか!」です。
良質なたくらみには「そうきたか!」が必ずあります。
「そうきたか!」には、「なるほど!たしかに!」という納得性と「まさか!」「びっくり!」という意外性が同居していて、この両極の間にこそ良質なたくらみが潜んでいると言えます。
このスウェーデンの地下鉄に設置されたデジタルサイネージのアイデアは、とても納得と意外のバランスが優れていてついつい膝を叩いてしまった記憶があります。

Apotek Hjärtat – Blowing in The Wind from Ourwork on Vimeo.

単純に驚かせるためだけの支離滅裂なアイデアでは相手からも「そもそもオーダーを理解してますか?」となってしまいますし、納得できる答えだけだと「そうなりますよねー、私もそれ考えたんですけどね・・・」と空っ風が吹いてしまう結果になります。
この「そうきたか!」はよくクリエイティブジャンプと言われ、表現フェーズにおいてのジャンプというのが通例ですが、本当はマーケティングジャンプも、コンセプトジャンプも、チームアサインジャンプも必要とされていて、環境によってすべては賄いきれないかもしれないけれど、最初から最後までたくらみ切ることが重要なのかなと思います。

そうきたか

3.3つのたくらみ

「たくらみ」を作りあげていくステップを3つにわけたダイアグラムです。
3つのたくらみ

・課題をたくらむ
・企画をたくらむ
・チームをたくらむ
この3つのステップが企画に重要なたくらみとなると言っています。
その中でも個人的にとくに目を向けておきたいのが、1.課題解決力の「ビジョンの設定」と「課題の再発見」です。


「ビジョンの設定」
売上げを上げたい、知名度を上げたい、そんな導入からクライアントのオーダーは始まります。それ自体は現状引き起こされている結果に対する方針としてなんら間違っているわけではないですが、私たちがここから汲み取り、目指すべきものは、その商品やサービスの売り上げが上がる(その恩恵を受ける人が増える)、知名度が上がる、ことによって世界や生活者にどんな未来や幸せを描けるのかということを企画の原点に据えることだと思います。ここで思い描く理想像(ビジョン)が全て始まりだし、最終的にチームメンバーをまとめるコンセプト(行動理念)にもなりえていくんだと思います。

「課題の再発見」
設定したビジョンと現状にあるギャップ。これこそが課題です。現状を捉えただけだと見えない課題がビジョンを設定することで表面化します。そのギャップを埋める取り組みが企画なので、背骨として課題発見はすごく重要なんだと思います。

いずれも初期段階のステップですが、最適な答えを出すためには、問い自体が優れていないと難しいと思うため、特にこの2点に触れました。日々の案件の中でもこの課題を発見するまでの時間をいかにスピーディーにできるかでプロジェクトの成功如何は大きく変わってくるなと思います。筋トレのように繰り返していくことと、まずはフレームを認識しておくというだけでも考え方の差って出てくると思います。

とここまでで、今回のレビューとしたいと思います。
内容のほんの一部ですし、個人的な解釈担っている部分もあるかもしれません。
ご興味のあるかたは是非手にとっていただいて損はない一冊だと思います。

企画者は3度たくらむ -梅田悟司 著-(日本経済新聞出版社)

今回は、”ランダムなサイズで生成されたドットの集合体”でシルエットイラストを作成する機会があったので、使用したプラグインの紹介と簡単なチュートリアルメモを投稿しようと思います。
ということで、はじめに完成形を見てもらったほうがイメージしやすいと思いますので先に参照していただくと、今回の完成品サンプルはこんな感じです。


outline0
今回は、こんなかんじの”ランダムなサイズで生成されたドットの集合体”のイラストの作り方の紹介です。


1.プラグインをダウンロード
Downloads
まず、作成しようとする”ランダムなサイズのドットの集合体”をデフォルトのイラストレータ機能で実現しようとすると、場合によってかなり時間がかかってしまいます(制作点数が多ければなおさらです)、制作時間短縮のためにも今回は以下のプラグインを導入して制作を進めます。これで、かなり簡易的かつスピーディにイメージを具現化することができます。

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How to distribute shapes within another shape in Illustrator|via http://vectorboom.com/
Download Link
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《プラグイン設置方法》
ダウンロード後のフォルダには以下のファイルが含まれるので、Illustratorのスクリプトフォルダにドロップしましょう。
Script_folder
Win:
Program Files > Adobe > Adobe Illustrator CC 2014 > Presets > ja_JP > スクリプト

Mac:
Application > Adobe Illustrator CC 2014 > Presets > ja_JP > スクリプト




2.フレームとなるアウトラインを描く&プラグイン効果を適用
outline1
上記でインストールしたプラグインの基本的な考え方は、描画したアウトライン内に指定した値のドットを生成していくというものなので、まずは最終的な完成図のアウトラインとなるオブジェクトを作成します。

capture1
続いて、作成したアウトラインを一つ選択した状態で(エリアの分かれているオブジェクトを同時に複数選択はできません)ファイル > スクリプト > CircleFill を適用します。するとウィンドウが立ち上がるので、上記のように各値に数値を指定していきます。Max sizeとMin sizeで指定したサイズの間でランダムなサイズのドットを生成し、ドット間の最低距離をMin.distanceで指定します。ドットのカラーは最終的に変更しますが、アウトラインごとに色を分けておくと、自動選択しやすいのであとあと作業がスムーズです。数値のいれ方で雰囲気にかなり変化がつくので、イメージに近くなるまで何度か試してみたほうが良いです。





3.ランダムな配色を指定する
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色のランダム配置を発生させたいエリアでドットを全て選択します。

capture2
つづいて、ファイル > スクリプト > Random Select を適用します。すると、選択したドットの中からランダムな位置で選択するドットの個数の値入力が求められるので、色の変化をさせたい分の数値を入力します。

色を変化させたエリアをさらに全て選択して、Random Selectを適用し配色、ということを数回繰り返すことでランダムな配色のドットパターンが完成します。

はい、ということで以上が一通りの制作工程です。今回はシンプルなサンプルデザイン(弊社ロゴです)をフレームとして作成しましたが、アウトラインの組み合わせ方やエリアごとの配色のさせ方によってとても不思議で綺麗なイメージのイラスト、デザインが制作可能になります。
静止画としてのイラストの場合、最終的なクオリティはやはり手付けは必要というか、微妙なニュアンスは人の介在が必要だということは最後に触れておこうと思います。
あくまで、ツール・表現の手法の一つではありますが、ご興味あれば制作のご参考になれば幸いです。
ちなみに今回紹介はしなかったですが、ダウンロードファイルに含まれる、もう一つのプラグインファイル《findAndReplaceGraphic_transformToFit.js》は、生成されたドットを別のオブジェクトに置き換えるためのプラグインです。こちらを応用することで、よりオリジナル性の高いグラフィック制作が可能になります。ぜひお試してみてください。

鶴舞ラボブログにも投稿しています(http://lab.aquaring.co.jp/archives/879